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コッカーとスパニエル種の歴史について①

皆さんは、愛犬の犬種の歴史を知っておりますでしょうか。本日から4回に分けてコッカーの歴史をご紹介します。愛犬がどのような歴史をたどってきたのか覗いてみましょう。

コッカーとスパニエル種の歴史について
・文:藤田りか子

スパニエルと名のつくブリードはたくさんいる。スプリンガースパニエル、コッカー、キングチャールズ,etc…。公認種だけでも10種以上はいるだろう。全員が長耳、毛長、そして一応にあの典型的な可愛らしいスパニエル顔をしている。犬種に慣れてなければ、名前と外見を一致させるのが難しいかもしれない。
それにしても、何故こんなにたくさんのスパニエルが?

・フランス人がスペイン産と言ったから…

スパニエルというのはフランス語で「スペインの(Epagneul)」という意味。けれど、不思議なことに現在スペインにはスパニエルルックスを持つ犬種が原産犬として見当たらない。言うなれば、日本人が小麦粉を当初アメリカからきたものとして「メリケン粉(アメリカンから訛って)」と呼び始めたようなものかもしれない(その国が原産でもないのに関わらず)。このイヌ達についても、たまたまスペインから最初に入ってきたという理由で、フランス人がそう名づけたのではないだろうか。
現在のスパニエルを最終的に形作ったのはイギリスに他ならない。イギリスへ渡ったフランス人が自分達が連れてきた狩猟犬を「スペイン犬」と呼ぶものだから、イギリス人も前へならえでそう呼ぶようになった。およそ13世紀頃の話だ。

本日はここまで。続きをお楽しみにしてください。

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