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コーギーの歴史③

コーギーの歴史③

・もう一種のコーギー

コーギーには2種の犬が存在する。日本におけるいわゆるコーギーというのは、ウェルッシュ・コーギー・ペンブロークを指す。もう一つの犬種はウェルッシュ・コーギー・カーディガンという。こちらは滅多に見ることがないレア犬種だ。同じくウェールズ出身で、カーディガンシャーを故郷とする。ペンブロークシャーとカーディガンシャーは山岳で遮られており、両地に住んでいた短足の牧畜犬の間に血の交換というのはおそらく何百年かはなかったと考えられている。しかし1900年代に入り、交通事情がよくなって各々の地方にいた牧畜犬は混じり合うようになった。そして1934年までペンブロークシャー出身とカーディガンシャーのコーギーは同じ犬種として見なされていた。

 

・エリザベス女王のお気に入りの犬として

初めてコーギーがイギリスのショーで出陳されたのは1925年。この頃すでにイギリスのケネルクラブにより公認を受けていた。ただし、コーギーを世界的に有名にしたのはエリザベス女王だ。父親であるジョージ5世が女王が小さい時にコーギーを飼い与えたのが始まり。その犬の名はRozavel Golden Eagle、通称ドゥーキー。その後、ロイヤルファミリーにおいてコーギーの存在はなくてはならないものに!エリザベス女王が何匹かのコーギーに囲まれ撮影されているシーンは世界中で有名となった。1925年のイギリスケネルクラブにおける登録数はたったの10頭程度(ペンブロークとカーディガンを合わせて)、ところが1934年では240頭(ペンブロークのみ)、そして1950年ではなんと4000頭以上にも!一番のピークは1960年の8933頭。

その後は、数を減らしついに4年前ではイギリスケネルクラブによって「絶滅危機にある原産犬種」のリストに加えられた。年間登録数が300頭以下になると絶滅危惧種として見なされる。ただし、最近はまたコーギーの人気は徐々に盛り返し、今年そのリストからも外されている

    

コーギーフェスティバル2018 開催概要