Dog Specialist Interview #08 ドッグトレーナー 宍戸 瑞貴さん




ペット業界で活躍するスペシャリストにフリーステッチスタッフがインタビュー!シリーズ 第8弾

"Dogtraining FifyMimy"を運営するドッグトレーナー宍戸 瑞貴さんへ、フリーステッチスタッフの山本さんにインタビューしていただきました。

Q1 自分自身を犬で例えるとなんの犬種だと思いますか?
A1 なんかこれっていう犬種があまりパッと思いつかないんですけど、もしかしたら他のトレーナーさんたちもそうかもしれないんですが、一緒に過ごしている子に似ているかなと思うことが多いので、今はアメリカン・コッカー・スパニエルと一緒に過ごしているので、スイッチオフモードのまったりの時もあるしこうモードに入ると突如やる気が出てあのパキパキ動いちゃうようなところとかは、アメリカン・コッカーというかこの子に似ているのかなていうのは思ったりします。

Q2 宍戸さんは世界基準のドッグトレーナー資格であるCPDTや、ペット栄養管理士などいろいろな資格を取得されていますが、そもそもなぜドッグトレーナーとして活動して活動していこう!と思われたのでしょうか?
A2 資格自体はお客様とトレーニングを進めるにあたってちゃんと根拠を持ったことをお話ししながらそういうのを使っていきたかったので、必要に応じて資格はその都度取得していった感じなんですが、ドッグトレーナーを目指したきっかけは、幼少期から野良猫とか野良犬とか結構あの遊ぶのが好きで、仲良くなるのも結構得意だったんですけど、いざ念願だった犬を飼った時に昔その時に正義と言われてたようなやり方で関わったりしつけをしたりをしても仲良くなれないというかどんどんこう攻撃的になってしまって、お友達のワンちゃんが訓練士さんに習ってたりしたんですけどその訓練士さんのアドバイスを素直に自分の犬にやってもまたやっぱり仲良くなるどころかどんどん攻撃的になってしまうというようなことがあって、唯一救いだったのが獣医さんがその当時は珍しく行動のこととか社会化のことを結構ご存知な獣医さんで、「いっぱいならしてあげるといいよ」とかそういうアドバイスを少しもらってたんですけど、仲良くなるのが得意だったはずなのにトレーナーさんのいうことを聞いたらどんどんうまくいかないみたいなのが結構幼少期にもどかしくって、トレーニングについて勉強しようと思ったのがきっかけだったかなと思います。

Q3 トレーニングを行っていくうえで、大切にされていることや、こだわり、などを教えて頂いてもよろしいでしょうか。
A3 こだわっていることは犬としっかり会話ができるご家族を増やすっていうところを結構大事にしていて、何か問題が起きた時とか困ったことがあった時にその問題ばっかりにフォーカスして問題をどうこうするっていうのが結構多いかなと思うんですけど、そうじゃなくてそうなるには彼らの気持ちもあるし言いたいこともあるし、やっぱその辺をちゃんとご家族が理解できるようになると問題が出にくくなったりとか改善しやすくなったりっていうふうになるので、そのあたりの自分の子の考えてることとか気持ちをわかってあげられるようなご家族になるようにご説明したり、犬とはどういうものかとか習性的なこととか理論も含めてお話ししながら向き合ってもらうことを大事にしています。

Q4 『犬の気持ちがわかる家族になるためのトレーニング』。これは具体的にどのような事なのか教えて頂いてもよろしいでしょうか。
A4 難しいですけど、犬の気持ちがわかるためにはいくつかの努力がやっぱり必要で。犬の習性、もともとのその習性のことも知らないといけないし、何が当たり前で何が自然なことなのかていうこともご家族側にまずは知ってもらうこともやっていきます。実際にレッスンを受けて頂いた方とかだと、「この問題にはこれ」とか「気持ちがわかるためにはこれ」みたいなもう必ずこれていう答えではない、その子その子にによっても違うし、ご家庭の方針だったりとかキャラクターによっても変わってくるので、ご家族と家族会議をしながら【どういう風に過ごしたいのか】とか【どういうふうに育てたいのか】とかその辺も目標になるようなイメージがないと向かって頑張っていけないので、みんなで家族会議をして、それが犬にとって負担がないかとかていうことも含めてで、実際のそのその子たちをみながら「今こういうボディランゲージがでてますよ」とか「こういうふうに言ってますよ」ていうのを一個一個説明をしながら、理解をしてもらいつつ、目を養ってもらうようなことはレッスンの方々にはしてますかね。

<スタッフ>通訳みたいな感じになっていると思うんですけど「あ、そういう気持ちだったんだー」って思われることが多いですよね。「そういう意味で吠えてたんだ」って。無駄吠えって言われるけどほんとはなんか怖がっているんですよっていうこともあると思うんですけどああ、そうだったんだごめんねみたいなこともありますか?

ありますね、すごくあって、今まではこう思ってたからこうしちゃってたとか、結構誤解から関係が崩れてるケースっていうのは結構あるので、それが解けただけでもまずそこでグッと距離が縮まっていて、愛おしさが増してたりとか向き合う真剣さが変わったりもするので、結構皆さん「あ、そうだったんだ」っていうのは多い反応ですかね。

Q5 たくさんのわんちゃんや人が参加されるオフ会イベントなどでトレーナーさんの目線から、このような環境、オフ会イベントを有意義に使ってもらうためのアドバイスをいただけますでしょうか?
A5 こういうイベントに参加されるのにきっとご家庭によって目的が色々あるかと思うんですね。まあ楽しむために来たとか、慣らすために来たとか、それぞれのご家庭によって目的は違うと思うので、その目的がうまく達成されることをやっぱり考えていただくといいかなって思うので、ただまあそのご自身のワンちゃんのキャラクターと合わせてっていうところですね。すごくワンちゃんが苦手なのに犬に慣らすためにドッグランにボンと入れちゃったみたいになると「やっぱり怖かったじゃない」っていうのを確認させて終わってしまうっていうこともあるので、必ず負担がないようにっていうところと、あとはネガティブなイメージがつかないようにっていうところを考えながら。楽しくってリラックスできて「やっぱりお父さんお母さんと出かけると安心だし、怖いこともないし、いいことも起きるし」っていうふうにポジティブな気持ちがどんどんそれによって広がっていくといい経験にもなるし、いい学習も進んでいくと思うので、是非こういうイベントってその辺の目的を果たすためにいろんなきっかけがあると思うんですね。セミナーもあるしドッグランもフリーステッチさんだとあの【スローエリア】。ちょっとこう元気すぎないというか、ちょっと穏やかめの子とかワンちゃん少し苦手だけど大人しい子とは一緒に居られるとか、そういうエリアもあると思うので、キャラクターを見ながら有効的にそういうのを使っていけると、負担はかけずに目的を達成しやすいんじゃないかなと思います。【無理しすぎない】【やりすぎない】っていうところも結構大事になってくると思うので、せっかくイベント来たからとは思うんですけど、楽しく気持ちよく終われるように考えられるとすごくいいんじゃないかなと思います。

宍戸 瑞貴ドッグトレーナープロフィール

Interviewee: Dog trainer Mizuki Shishido
Interviewer: freestitch Stuff Ayumi Yamamoto

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